CorottyBlog

フレンチブルドッグとの生活や、日々思うこと、感じたことなどを更新します。

うつ病寛解期に向き合う ①自分の悩みの根源

 こんにちはcorottyです。療養に入りいつの間に1年が経ちました。傷病手当のために病院を受診し、そのたびにフラッシュバックに苦しみましたがそれも次第に和らいできました。最近は、心の動きを観察するようになり、外出のとき、家事をしているとき、家族と団らんしているときなど、ふと俯瞰して自分を眺めることができるようになった気がします。

心の動きをさぐる

 なぜうつ病になってしまったのか、どうしてあそこまで自分を追い込むことになったのか、なぜ他人に支配されてしまっていたのか。きっかけは何だったのか。心理学専門の方の動画や本、精神疾患に関する本などを読んだりもした。

関連書籍① 精神科医が教えるストレスフリー超大全

精神科医が教える ストレスフリー超大全 ――

人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト

樺沢 紫苑

出版社 ‏ : ダイヤモンド社 

 

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 もうすでに読まれた方もいらっしゃるかもしれません。私がこの本を手に取ったのはすでにうつ病どんぞこ底辺でしたので、正直その状態まで陥ったらあまり実行できる方法は少なかったのが痛いところです(笑)

 ただ、これを読んで「世の中のたくさんの人がこんなにストレスを抱えていてこのような方法でストレスを解消したりストレスを回避したり、うまく付き合う努力をしているのかぁ!」と驚きました。なので、働いているときに読んでおくべきでした(*゚O゚*)

 心が壊れて折れていたので言っていることは分かるがそれができないんだよう~(´;ω;`)

ですが、ある程度元気が回復し、次は失敗を繰り返さないように自分を変えていこう、と前向きになった今、もう一度読み返すと大変参考になることばかりです。

「受け流せない」から病んでしまったのですから、「受け流す方法」が分かれば考え方、視点を変えるヒントがたくさんつまっています。

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関連書籍② 心を壊さない生き方 超ストレス社会生き抜くメンタルの教科書

心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書

Testosterone(著/文)岡琢哉(著/文)

出版社:文響社

 

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マッチョさんと精神科医の対談形式でテンポよく読めます。うつ病で増えた体重を落とすべくダイエットを始めた私ですが、うつ病と肥満の関係であったり、体を動かすことの大切さ、ストレスと体型に関する統計データなど雑学も楽しめる1冊です。

特に一番印象的だったのが、「精神を知ることは現代の最低限の教養でもある」と表現しており、LGBTだとか多様性だとか差別をなくそうだとか、そういったどこか変に利用されたスローガンよりも、思いやりをもって互いに尊重するということは、精神のことを知ることが一番合理的で間違いない、とうなずいてしまった。

仏教でも「身心一如」という考え方があるが、まさにその通りだなと、ジャンルは違えど答え合わせがばっちりできる1冊。読み返しても軽快なテンポなのでプッと笑ってしまうことが多いです。(つまり、面白いってこと)

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焦り、衝動、怒り、悲しさ、嬉しい、欲求

自分の中にどの情動が多いのか。体の調子が良くなるにつれて自分の行動が元気になってくると特性に気が付いたりする。

ひらめきとフットワークの軽さは悪く言えば中途半端

たとえば家事をしている中で気づいたこと。

リハビリ当初は、一つ一つ丁寧にと思いコツコツとこなしてきた。手順を一つ一つ決めてこなしていく感じ。どちらにしろマルチタスクができなかったので仕方ないが、元気になるとよくも悪くも散漫になる。

焦り

「お米を精米している間に〇〇をしちゃおう」「あ、あれもやらなきゃ」「これもあったー!」という結果、米を研ぐのを忘れてしまう、とかね(笑)

本調子じゃないので細部まで気が回らないのと、もしかしたら「焦り」かもしれない。

以前は、その思い付きやひらめきがうまくこなせたときはとても楽しいと思えた。でも療養をしてゆっくりした時間をすごしてきたせいか、そんなに急いでいろいろやらなくてもいいよね~、とか、その先をどうするのか、という目線が身についてきて、良いと思える、メリットがありそうだからやってみよう、と行動を選ぶようになった。

動揺

 先日、友人と出かけた際、観光先の神社で例祭が行われており、中でお参りができるのかを尋ねたところ、お札の申し込みが必要だったようで中で参拝するには5,000円の奉納が必要とのことだった。持ち合わせはあったのだが、趣旨が異なってしまうようだったので今回は断念。ただ、この一瞬の動揺が結構続いていて、参拝に集中できず、いたたまれない、すぐに帰りたい気持ちになってしまった。

 大げさに考えると、〇〇したいという願望がとん挫したときの挫折感は些細でもこんな風に動揺を起こすのだなと感じられました。大なり小なり、その延長にある動揺、そのふり幅は小さければ小さいほどいい。

良い悪いではなくこんなふうに自分が反応するんだなあと感じたのだ。

不安を探る①

 不安を感じやすい性質があるのかもしれない。それはきっと無意識に…

自分のことをよく知っている人というのはどれくらいいるのだろうか。自分との付き合い方にうまく折り合いがつけられている素敵な人は、聞くと大抵挫折を味わっていたり過去にうつ病のような状態を経験している人が多い。うつ病ってもしかしたら長く生きていく上でぶち当たるものなのかもしれない。

私はとても臆病で怖がりだと友人から言われたことがある。最近、その通りだったなあと感じることがあった。前述の焦りなどもそう。最近は、やはり幼少期までたどって昔からどんなことを怖いと思うのか、恐れているのか、不安になるのかなどを考えてみた。

不安を探る② アルコール依存症だった父とPTSD

父は、私が小学校のころに亡くなった。職人気質な大工で建築が好きな人だったように記憶している。子供のころの記憶と、妻である母親から見た父の記憶は違うものかもしれない。昔の大工なので、なにかとお酒の席が多く、いまでこそ厳しくなったが昔は飲酒運転している人など田舎にいけば結構ざらにいるものだった。

夜遅くまで宴会をして酔って帰ってくる。フラフラになりながら、母は飲みすぎている父をたしなめていた。父が病になり入院した時、母は不安から新興宗教や漢方に救いを求めるようになっていた。母も母で不安を感じやすい性格だったのだろう。過干渉なところがあり、なんでも子供にしてやってしまうところがある。

お酒のことで病気になり、お酒のことで喧嘩をして・・・

 そう、私もお酒は好きだが健康被害や家族が不安に陥るという経験を無意識に感じていたせいか怖いという気持ちは強いのかもしれない。晩酌をする家庭だったのでお酒があることは当然の環境ではあった。母はそこまで飲む人でもないし、兄も酒に弱いのであまり飲まない。私は父に似てお酒が強いのか、若いころも飲む機会が多かった。

 友人も酒が好きなのだが、彼女に合わせて飲み続けると大抵2~3日再起不能になり、もう飲むのやめよう、と思う年になってしまった。最近は自粛自粛でノンアルコールのみの提供で、案外助かっている(笑)

 たまたま見つけた動画なのだが、アルコール依存症になった人がいる家族の話を見つけた。まさに「巻き込まれ方」の特徴が多く見て取れたのだ。

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また、アルコール依存症であるがゆえに、家庭が機能不全になる仕組みなども良く理解できた。そして、「アルコール依存症」の定義については別動画で配信されていて、私はアルコールへのPTSDが強く、不安が倍増してしまっていたことにも気が付いた。

飲みすぎていなくても「飲みすぎだ」と過敏に反応しているのだ。その悪循環もよく説明されていた。

父は不安やストレスをお酒で発散するところがあり、また、飲む量が多かった。結果的にそれがきっかけで短命となった。

不安を探る③ 母子家庭の寂しさ

 母子家庭となったのが小学校のころだった。私は感情の出し方がわからなかった。母は働きにでて帰ってきても家に誰もいなかった。英会話教室に通っていたことは記憶しているが、毎回毎回ドキドキして、楽しいと思ったことはあまりなかった気がする。今思えばふさぎ込んでいたのかもしれない。

 兄は年が離れているので、両親がいる状態である程度過ごしてきた。進路も明確で自分が進みたい道を目指していた。お兄ちゃんはすごいなーと思っていたが、私にはやりたいことがなにもなかった。しいて言えば、絵を描くことが好きで、たまに出した公募で賞をもらったりすることもあった。中学では美術部に入り、高校は自分のお金がほしくてアルバイトに時間を費やすようになった。どうも、このころから物欲が強く、お金を稼ぐことに一生懸命だった。勉強はそれなりに。進路は、デザイン専門学校にした。

絵を描く、デザインをする、ことへの集中力はなくなり、どうなりたいのか、どうしたいのか、地に足がつかずふわふわしていた。結果的には、小さなIT企業に就職に、WEB広告の仕事に就いた。やりがいはもちろん、そこそこ楽しんで過ごしていたと思う。

 ただ、いつも不安で「いつかいらないと言われるのではないか」「長くここにいられないのではないか」みたいな不安感はいつもあり、必要以上に頑張りすぎたり、お金の使い方が荒く、お金の使い方なんてこれっぽっちも考えていなかった。でもお金に執着していた。

 この原因が、最近は寂しさからだったのかもしれないと思えるようになった。

悩みの根源をさぐるのはボーダーラインを決めておく

自分に目を向けて深めていくことは大切なことなのだが、情報を探していると深堀しすぎて過去の自分から抜け出せなくなった、自分の分析から抜け出せなくなって地に足がつかなくなった人を見かける。

悩みの根源をさぐるいま、「ここまで探ったら元気出そう!」と決めて掘っている。結局なにが原因で対人関係で自分に問題を起こしているのか、その要因が分かれば観察ができる。いまはその手がかりが欲しくて探している。

ここまでこれたのも「うつ病を克服したい」と願っていたからだ。理由が分かったら案外、そんなのみんなおんなじだよ、そんな些細な程度のことになるような気がしている。恥ずかしいのは自分が恥ずかしがっているだけで周囲はそんなに気にしていないなど。恥ずかしさを乗り越えて経験となる。仮に自分を貶めるような人がいたとしても相手にする必要はない。

おやおや、これっていろんな自己啓発本に書かれていることでは?!そうかみんないっしょなのかー。と着地しそうな気がしているのだ。

でもそれを一つ一つ味わって、体感していけたら乗り越えられるのではないかな、と思う1年目でした。

 

あ、そろそろ再就職も考えて行動していけたらいいなって思っています(^_-)-☆

もうじき、「うつ病克服 再就職へ!」みたいなブログ題名になっていくのかな♪

その前にダイエット成功したいわ~