うつ病から寛解状態へのきざし②
<前回>うつ病から寛解状態へのきざし - CorottyBlog
3月末で退職した会社への恨みつらみ、悔しさなどの溜まった感情の溜飲が下がり、数日ごとに軽くなっていっている気がしている。とはいえ、短い期間に起こって大ダメージをくらった今回の出来事は、Webに移して自分の心(脳)をどんどん軽くしていきたい。
友人家族に癒されて
うつ病の回復には家族や周囲の人間の協力が必要ともいわれることがある。正直この1年近く、人と関わるのが大変気苦労でそれでも必要最低限の関わりだったかと思う。なにせ、自分がしたいと考えていることと行動が追い付かない、体が起き上がらない、やる気が出ない。たまに来てくれて、その場は楽しめていてもどっと疲れてしまう。ついつい先のことを考えてしまうなどなど。まあ、うつ病ですよ(笑)
ちぐはぐ ちぐはぐ ちぐはぐ です。辛いんです、ちぐはぐって。
とはいえ、この出来事の経過などは身近で支えてくれた人たちには逐一報告もしていて、悔しいもどかしい気持ちも吐いたし、今回の改善方針がだされて溜飲が下がったことも伝えた。一区切りつけられたということも。
手伝うよ~ に「うん」と返せなかった自分。頼れるようになる
やるよー 手伝うよー に、お願いします、助かる、ありがとう、と言い頼れなかった自分。自分でやらなくては、とかたくなだった自分。ここ最近、素直に頼れるようになってきた。助かるなあと思って手助けを受け入れられる。
大好きだった曲を改めて聞いて「ああ、良いな」とまた思えた
無感動というか・・・興味を失っていた、という状態に気が付いた。好きだった曲を聴いて「ああ、やっぱ好きだな」「楽しいな」と思えた。切ないなー、綺麗な音だなー、こんな歌詞だったのかなどなど、改めて蘇る感情。そして、昔好きだった曲と最近好きになった曲も全部含めて楽しめるようになってきた。
運動したいな。体動かしたいな
うつ病、さらには錯乱状態まで陥った状況にまでなると脳も体も相当ダメージをくらって疲弊しています。充電が0~10%のところをうろうろしているようなものなので、シャットダウンしてしまうともう身動きがとれない(起き上がれない)。
当然、運動も大変なので深刻な運動不足です。太る。筋力も落ちて脂肪が増える。2サイズアップしました。体型に滅入ってしまいダイエットしようとしても続かず、走るぞー!と走ったら体力がなさ過ぎて風邪をひく始末。悪循環に陥るのもダイエット。
そんな状況だったのですが、 これが五月病か! - CorottyBlog
で紹介した【中年太り解消】シェイプアップトレーニング20分(初心者向け)の動画を参考にしたところ、「できた!」の達成感。このトレーニングの何がよかったか、というと体がポカポカしてじんわり汗がでにじむのです。動かせていると実感ができる。そして、走ったり外に出て散歩したくなるのだ。これならできるかもしれない。
そして・・・。ウォーキング1時間に出かけた。好きな音楽を聴きながら。
「ああ、いいなこうゆうの」としみじみしながら、次第に呼吸ができるように。胸が開いていく感覚というのでしょうか。息を吸っている、という実感ができた。
続けていき、ジョギングができるようになったらいいな。
友人と出かけた禅寺で息を吸う
禅宗のお寺に10年ぶりくらいに訪れた。初めて来たときにあまりにも静かな空気に、自然の中の音が心地よくまた来たいと思っていた。友人もお寺が好きで行くようなので誘ってみた。ここは本当に静かで、風の音、木の葉がそよぐ音、鳥の鳴き声・・・いつしか虫が飛ぶ羽音、水に浮かんでいるアメンボの音、水の音、魚の泳ぐ音、様々な音が聞こえてくる。そして、息を吸っている自分に気づく。当たり前なんですけど、息を吸うのを忘れて生きていたなと思えるのだ。こんなのを気分転換というのかもしれない。
人がいなかったのでマスクをちょっとだけずらして鼻をだし、お寺のにおいと空気を感じる。息、吸えてる。そそくさとマスクをもどし、じーーーんとした(笑)
回復してきている実感。うつ病は治すのではなく乗り越えるもの
こんな風に小さなかけらと手がかりをあつめて回復してきている実感をかみしめている。うつ病は乗り越えられるものだと信じている。うつ病は心の風邪と言いますが、語弊があるのでは?と思うことがある。うつ病になってしまう状況というのは自分の問題が解決できなくなって頭がクラッシュしてしまった状態に例えられるのではないだろうか。風邪薬のように薬を飲めば症状が和らぎ治るわけではなく、抱えている問題の解決が一番の近道なのだ。とはいっても複雑に絡んだ原因をほどいていくのは骨の折れること。ほどく過程は苦悩ともいえる。結論からいうと、薬で治るものではないのだ。
補助的に薬を使わないといけないこともあると思う。だからといって1日3錠のめば治るとかそんなお手軽なものではない。なので「乗り越える」「克服する」が正しいのではないかな。
涙袋が復活してきた
涙袋メイクなるものが流行っている。あのわざとらしい陰影、なぜそれにこだわるのかさっぱりわからない。ホルモンタンクと呼ばれている涙袋はだれにでもあるもので膨らんでいるものだと思っていたので、あんまり気にしてこなかったのだけど、これが見事になくなってしまった。ふと、今日鏡をみたらすこし膨らんでいた。
あれ、涙袋復活してきたな。
主人に「涙袋、ちょっとふくらんできたかなぁ?」と見せたら、「あ、本当だね」と。やっぱり。ホルモンタンクっていうくらいだから、案外自律神経とも関係があるのかな?と調べてみたけど化粧の仕方しか出てこないので検索はとりあえずまた今度。(どなたかご存じの方がいたら教えてください)
表情が戻ってきたのかもしれません。幸福感も感じられるようになってきたので着々と快方に向かっているようです。